クレアチンの種類

最近の市場には、より新しいイノベーションを求めて、従来のクレアチン・モノハイドレートよりも高い効果が出る、という触れ込みの20種類以上のクレアチン派生物質が出回っています。

しかし、既に300以上もの調査研究が行われ、最も調査の進んでいるクレアチン・モノハイドレートに比べると、これらの新商品については、身体機能の上昇を裏付けるような科学的研究は存在しません。また、毒性に関する情報も存在しません。

クレアチンエステル

クレアチンエステルは、メタノール(クレアチン・メチル・エステル)あるいはエタノール(クレアチン・エチル・エステル)というアルコールでエステル化されたクレアチン・モノハイドレートです。

クレアチンエステルは、身体に摂取される段階でクレアチンとメタノール、あるいはエタノールというアルコールに分解されます。この分解は非常に速く行われ、経口摂取した10分後には、クレアチン、クレアチニンおよびメタノールもしくはエタノールに分解されて、エステルは検出不可能となります。

経口摂取されたクレアチンエステルの12 %は、30分後にはクレアチニンに変換されますが、エステル化により、クレアチニンへの変換がさらに促進されています。クレアチニンは腎臓経由で排出されます。メタノールあるいはエタノールという形のアルコールは肝臓での解毒が必要になります。特にメタノールには強い毒性があり、少量でも神経機能に害をもたらす危険があります。

クレアチンエステルのほうが機能が向上する、ということを裏付ける研究は存在しません。特に、エステルのほうが純粋なクレアチン・モノハイドレートよりも有効である、ということを示すような情報は存在しません。